欧米やアジアの富裕層が競って摂取しているNMNサプリ。
若返り物質「NMN」が世界的にブームとなっている。経済誌によればNMNのアンチエイジング効果に欧米やアジアの富裕層がこぞって数十万円するサプリメントを愛用しているという。
日本でもこの流れを受け、一昨年あたりからジワジワと火がついた感がある。事実、健康食品の素材として長年トップだった乳酸菌を抜き、2021年度にはNMNがトップに躍り出た。
これほどまでに注目されたのは、米ワシントン大学の今井眞一郎教授による研究発表がきっかけだった。
今井チームも研究では、生後5カ月のマウスに1年間NMNを飲ませたところ、エネルギーの代謝が高まったことが確認された。さらには、不思議なことに、この物質を投与されたマウスの器官は、若いころの状態にまでほとんど修復されていたという報告も。
このように信頼できる機関によって若返り効果が確認されたことで、一気に広まったのがNMNである。
エネルギー生成すると同時に活性酸素も生み出してしまう。
ブームを受け、今やNMN関連の製品が数多く流通されている。しかし、そのほとんどはNMN単体、もしくは美容素材との配合だ。
だが、若返りをより効果的にしたいなら、必要なのは酸化還元力。なぜならば、NMNを摂取すると体内でNAD+という補酵素に変化する。この補酵素は、サーチュイン遺伝子やエネルギー生成工場と言われるミトコンドリアを活性化させるのだ。
しかしながら、NAD+で活性化されたミトコンドリアはエネルギー産生時に活性酸素を作り出してしまうのだ。加齢により代謝が落ちた状態でNMN単体を摂ると、活性酸素によって効果が相殺されてしまう可能性もあるのだ。
そこで、NMNの機能を最大限に享受したいなら、選ぶべきは還元力の高いNMNサプリだろう。